ブルーファンク・イズ・ア・ファクト!

アフリカはナイジェリア出身のキザイア・ジョーンズの92年のデビュー作。これは実に衝撃的なアルバムだった。
まずは予備知識から。
70年首都ラゴスにて生まれる。父親はヨルバ族の族長で大企業を経営する有数の資産家。8歳で英才教育のためイギリスに送られるが、13〜14歳のときレイ・チャールズ、プリンスなどの音楽と出会いドロップ・アウト。ロンドンでのクラブ・サーキット、路上演奏を経て、キャピトルと契約、レコーディングするものの会社の企図と異なるものだったため契約解除。91年ヴァージン・フランス傘下のデラベル・レーベルと契約、レニー・クラヴィッツのヨーロッパ・ツアーのサポートをつとめ注目を集める。92年アルバム・デビュー。

「ブルー・ファンク」とはキザイア・ジョーンズ自身の造語でブルースとファンクの融合。「すべての源にブルースがあり、心のありようがファンクとなってほとばしり出る」と彼が語るままの音楽だ。しかし、アフリカ的なメロディ、打楽器的なギター奏法は、我々の耳になじんだアメリカのブルース、ファンクとは明らかに一味違う。

2ndはロック色が強くなるが、このアルバムはジャズとファンク寄りとなっていて、ジェイムス・ブラウンが登場しそうな曲もある。文才の無さもあるが、音を文章で説明することの限界を痛感させられるパーカッシブでプリミティブな音楽。結局これは聴かなきゃ分からない。
Blufunk Is a Fact! /Keziah Jones

●曲目
1).Wisdom Behind The Smile (Ca$h)
2).Walkin' Naked Thru' A Bluebell Field
3).Rhythm Is Love
4).Runaway
5).Where Is Life
6).Funderlying Undermentals
7).Frinigro Interstellar
8).Free Your Soul
9).Curious Kinda Subconscious
10).The Waxing And The Waning
11).The Invisible Ladder
12).Pleasure Is Kisses Within
13).Sophie's Breasts(日本盤のみのボーナス・トラック)
全曲 作詞作曲:Keziah Jones
●パーソネル
Keziah Jones:vocals,guitars
Soul:bass,back voc.
Richie Stevens:drums
Additional Musicians
Tony (Bony) Maronie:perc.
Dave Defries:trumpet
Eddie Parker:flute,bass flute
Kevin Armstrong:keyboards,guitar
Fayyaz Vied:trombone
Pete Thomas:sax
Sarah Ann Webb:back voc.
Phil Sawyer:piano
Henry Priestman:keyboard arrangement
Juria Palmer:cello
●プロデュース Kevin Armstrong
●リリース 1992年