フォガット歴史














写真上 70年代のフォガット
写真下 晩年のロッド・プライス、ロンサム・デイヴのラスト・ステージ
フォガットというバンドは30年間ずっと同じメンバーでロックン・ロールの一本道をひた走ってきたイメージがあるが、実は結構メンバー・チェンジしているし、それなりに音楽性の変遷もある。

1971〜74年
サヴォイ・ブラウンを集団脱退したロンサム・デイヴ・ぺヴェレット(ヴォーカル、ギター)、トニー・スティーヴンス(ベース)、ロジャー・アール(ドラムス)と元ブラック・キャット・ボーンズのロッド・プライス(リード・ギター)によりフォガット結成。ブルースを踏まえつつも、よりロックン・ロール色の強い音を指向。このオリジナル・メンバーで4枚のアルバムを発表。1st「FOGHAT」、2nd「FOGHAT」(通称ROCK'N' ROLL)はブルース色がまだ強いが、3rd「ENERGIZED」、4th「ROCK AND ROLL OUTLAWS」でハード・ブギー路線確立。

1975年
トニー・スティーヴンス(ベース)が脱退し、プロデューサー/エンジニアのニック・ジェイムスンがベースを担当。このラインアップで5thアルバム「FOOL FOR THE CITY」発表、最初のプラチナ・アルバムとなる。シングル盤「SLOW RIDE」のヒットもあってフォガットの人気が定着する。

1975〜80年
ベーシストにクレイグ・マグレガーを迎え5枚のアルバムを発表。6th「NIGHT SHIFT」、7th「LIVE」、8th「STONE BLUE」と快調にヒットを飛ばしこの時期がフォガットのセールス面でのピークとなる。70年代後半パンク〜ニュー・ウェーブの時代の中で、フォガットも従来の路線を修正し試行錯誤がはじまる。9th「BOGGIE MOTEL」、10th「TIGHT SHOES」とポップ色が強まり、皮肉にもセールスは低迷。80年にはリード・ギタリストのロッド・プライスが脱退することになる。

1980〜83年
新ギタリストにダン・ハートマンのグループにいたエリック・カートライトが参加。11thアルバム「GIRLS TO CHAT」でブギー路線に戻る。12th「IN THE MOOD」、13th「ZIG ZAG WALK」はハード・ブギーというよりロックンロール・オールディーズ的な路線。(12・13thのベースはニック・ジェイムスン)これ以降94年のオリジナル・メンバーでの復活までアルバムは発表されない。

1983〜85年
ベーシストがクレイグ・マグレガー→ケニー・アーロンソン→ロブ・アルター→クレイグ・マグレガーと交代が続く。
1985〜86年
85年に中心メンバーであったロンサム・デイヴが引退しイギリスに帰ってしまう。残されたロジャー・アール、エリック・カートライト、クレイグ・マグレガーはジム・ロバージ(キーボード)を参加させて「ザ・ニートレンブラーズ」というグループ名でツアーを続ける。このバンドは「ファミリー・フォガット」とサプ・ネーム(?)をつけてR&Bを演奏していた。

1986〜93年
ジム・ロバージが脱退、ギタリストとしてエリック"EJ"バージスンが加入し、バンドは正式に「フォガット」を名乗る。メンバー・チェンジは頻繁に行われ、ベースはクレイグ・マグレガー→ブレット・カートライト→(エリック・カートライトの兄弟、元ジョーン・ジェット・バンド)ジェフ・ハウエル(元サヴォイ・ブラウン)→デイヴ・クリガー。ギターはエリック"EJ"バージスン→フィル・ヌーデルマン→ビリー・デイヴィス。
90年、ロンサム・デイヴがアメリカに戻りフォガットを再結成。二つのフォガットはそれぞれ「ロジャー・アールズ・フォガット」、「ロンサム・デイヴス・フォガット」と呼ばれるようになる。「ロンサム・デイヴス・フォガット」のメンバーは、ギターにブライアン・バセット(元ワイルド・チェリー、モリー・ハチェット)、ドラムにエディ・ジン(元ホール&オーツ)、ベースにステファン・デス(元ホール&オーツ)。後にベースはリフ・ウェスト(元モリー・ハチェット)に交代。このバンドにロッド・プライスも参加することになる。

1993〜99年
93年二つのフォガットは統合し、トニー・スティーヴンスも参加してオリジナル・メンバーでのフォガットが復活する。94年には通算14枚目となる10年ぶりのアルバム「RETURN OF THE BOOGIE MEN」発表。まさにブギー野郎の復活となった。98年2枚目のライブ・アルバム「ROAD CASES」(通算15枚目)発表。98年7月ロンサム・デイヴが病に倒れツアー中止。99年8月ロンサム・デイヴ病をおしてツアー再開するが、ロッド・プライスは参加せずブライアン・バセットがリード・ギターを担当。10月16日ラス・ヴェガスでのライブがロンサム・デイヴ最後のステージとなった。以降ツアー中止。

2000年〜
2000年2月7日ロンサム・デイヴ腎臓ガンのため死去。フォガットはチャーリー・ハーン(元テッド・ニュージェント・バンド)をヴォーカルに迎えツアー再開。チャーリー・ハーンは当時ハンブル・パイに在籍(ジェリー・シャーリーがスティーヴ・マリオットからパイの看板を譲られて名乗っているハンブル・パイ)。このメンバーで03年最新アルバム「FAMILY JOULES」(通算16枚目)発表。2005年トニー・スティーヴンス脱退。クレイグ・マグレガー加入。(何度目の再加入?)2005年3月22日ロッド・プライス階段転落事故の後遺症にて死去。
フォガットは現在でもロジャー・アール、クレイグ・マグレガー、ブライアン・バセット、チャーリー・ハーンというライン・アップで活動を続けている。

追記 2005/6/15 参考サイト

http://www.foghat.com/
フォガット公式サイト。情報は詳細かつ正確、写真も満載。フォガットへの愛情に満ちています。

http://www.foghat.net/
現在のフォガット(ロジャー・アールのバンド)のサイト。

この二つのサイトを見れば更に詳しいフォガットの情報が得られます。